ラミネートフィルム |
ELシートの絶縁と湿気を防ぐのに効果的なラミネート。 ラミネートフィルムにもいろいろあります。 (1)厚さ よく市販で売られているラミネートフィルムは、100ミクロンのものが多いです。 でも、曲げて使いたい場合は、薄手の例えば、80ミクロンくらいが柔らかく仕上がるのでおすすめです。 逆に、屋外で使う場合は、200ミクロンくらいの厚さだと、下敷きくらいの硬さになりますが、防水等に効果的です。 (2)UVカット UVカットタイプのフィルムを使うと、ELの色が長持ちして劣化が防げます。 特に赤いELは、屋外で紫外線にあたると、色が抜けやすいので注意しましょう。 UVカット+フッ素加工のフィルムを使うと、汚れにも強くなりますょ。 ちなみに、色が抜けると、ELシートはブルーグリーン(BG)で光ります。(BGが原色なので) (3)加工方法 ラミネーターの設定によって変わりますが、共通するポイントがいくつかあります。 ・温度設定 a)凹凸仕上がり → 温度が高過ぎると表面が平滑に仕上がりません。 b)白っぽくなる → 温度が低過ぎるとフィルムが良く溶けずに白っぽくなったり、接着もよくありません。 ・フィルムの縁(2枚がくっついている方)から入れる。 フィルムが2枚にわかれている方から入れると、ズレが生じてシワの原因になります。 また、ローラーを汚す原因になります。 ・サイズに注意! ELシートは、バックライトとしても利用されているため、A3サイズで考えてみると、 発光面積部分がA3サイズで作られています。 そのため、電極部分を含むELシート全体の大きさは、A3用紙よりも大きいため、A3用のラミネートフィルムからは はみ出してしまいます。ラミネートしたいELのサイズをよくチェックしてから、お買い求め下さい。 ※A3用紙→420×297mm < ラミネートフィルムのA3→426×303mm < ELのA3→433×309mm 当然、ラミネーターのサイズも同様に注意しましょう! 私は、A3までラミネートできるラミネーターを買ってから、 ELのA3がそのままでは入らないことに気付いた1人です。(^^;) (4)テスト 銅板を付けてラミネート → それほど、シワがよらず成功しました!少し切り込みを入れて、収縮チューブで仕上げたらきれいに配線出来ました。 リード線を付けてラミネート → シワがよって失敗! ラミネーターも汚れました。こちらはおすすめできません。 |