Electro-Luminescence Idea Collection

Diary

ELファイバの加工

ELファイバの加工は慣れるまで難しかった。
何が難しいかというと、皮膜を剥いて、細い2本のひげ線を出すのに苦労する。 今では、簡単にストリップできるワイヤーストリッパがあるから困らないけど、 当時は、径の大きさ別に穴のあいたストリッパしかなく、しかも、ELにピッタリサイズの穴の ものはなかった。

初めの頃は、いつもひげ線を切り落としてしまい、もともと調度いい長さに切ったファイバは、 次第に短くなって、出来た時には目的を果たさない長さになってしまうのだった。
(ちなみに、100円ショップに売っているストリッパーは、見た目は高いものと同じ形状だけど、 太いEL(5mm)では使えず、ストリッパの方が曲がってしまいました。)
ストリッパ

しかし、ファイバのいい点は『片側配線』ファイバのどちらか一方だけに配線 すれば光らせられる。たくさんの失敗の後、配線してから長さの調節をするよ うになったのは言うまでもない。

とにかくシングルファイバーはひげ線がやっかいだった。なんとかストリップできでも、そのあと配線するのが一苦労。 そこで、私はいい方法を編み出した。(注:いいというのは、私的に失敗が少ないという意味である。)

それは、コネクタのリード線を予め長さを変えてカットし、芯線を上の方で、ひげ線を皮膜の根元で接続する方法だ。 これなら、ショートの心配も少ないし、ひげ線を長めに出しておけば、リード線と一緒に根元に巻きつけるだけでOK! テストの試作品などの場合は、ラジオペンチがあれば半田しなくても接続できる。
ちなみに、この方法は今だに続けているが、特に問題が起きたことはない。面倒くさがりの人にはオススメだ。



※ 呼び名:この頃は、ELファイバのことを「ELコード」と呼んでいました。
  ネット販売を始める頃には、輸入元の指示で「ミラクルライト」に変更。今は、「ELファイバ」と呼んでいます。
  結局、全部同じ製品なんですけどね・・・。

2000.9
  
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