Electro-Luminescence Idea Collection

Diary

商品開発(4)〜開発のゆくえ〜 

企画を開始して、初っ端の商品づくりで早くも行詰ってしまった私。
インバータ以外にも数々の難問が待ち受けていた。

インバータと同時に電池も調べていたのだが、私の希望は、小さくてそれでいて電池寿命が長いもの!
相反する2つの要望を満たす電池はなかなか見つからず、こちらも厳しい状態に・・・

アルカリボタン電池、補聴器用の空気亜鉛電池、釣りのウキ用のピン型リチウム電池、時計用の酸化銀電池、、、
様々な電池で、寿命や大きさ・コスト計算をしたけど、要望にマッチするものは見つからなかった。
苦肉の策で、電池をぶら下げてアクセントに使うデザインも考えてみたけど、 製造を相談していた会社の設計からNGが出て、アウト!!

最終的に、輝度も寿命も満たすインバータは、既存の最小インバータの大きさになってしまう という、なんとも残念な結果に至ったのだった。



で、その後どうなったかというと、作っている本人が自身をもてない、 納得のいかない商品をムリヤリ作っても売れるはずないだろうし、 これだけ調べて現状できないのであれば、仕方がない・・・見送ろう。

と、いうことで、具体的な市場調査に進む事もなく、企画プロジェクトは終了となった。
残 念 ・・・

EL関連の仕事の後、しばらくの間、企画の仕事をしていました。
今回は、夢を形にする段階でストップになってしまいましたが、
もし、そこをクリアしていても、その先の市場調査で、裏付のある夢の実現で やっぱり、つまづいていたことでしょう。

残念ながら、今現在もELファイバのかわいいアクセサリーは市場に出回っていません。
(私の知る限りですが、、、) 今でも密かに、「いつか作ってみたいなぁ・・・」と思っています。

日本ではなく、アメリカかヨーロッパあたりなら実現するかもしれないなぁ・・・なんて、、、

2000.9〜12
  
Copyright © 2005 System Infinity Corporation. All rights reserved.