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Diary

香港ギフトショー

初めての海外出張。
1人ぼっちの出張だけど、もともと旅行好きなのですごく嬉しい。 香港は初めてなので、ガイドブック片手にウキウキしながら家を出た。

今回の目的は、香港で行われる「ギフトショー」で、 新商品のチェックと仕入の交渉、現在進めているPJの打ち合わせのためだった。

空港についてから、ホテルを目ざしてバスで移動。 着いたホテルは、見るからに古い、超おんぼろホテルだった。 荷物を置きに部屋へ入ると、気分はさらに急降下。。。。

急きょ決まった出張だったので、どこでもいいや!と、 旅行代理店任せで取ったのだが、あまりにもひどすぎる。 しかも、ギフトショーの時期は値上がりしているので、 1泊2〜3万円はあたりまえ。このおんぼろホテルも1泊2万円だった。

落ち込みを隠せないまま、PJの打ち合わせ相手を待っていると、 間もなくして、Nさんがホテルに迎えに来てくれた。 Nさんは、ホテルに着くなり「ちょっとここはひどいですねぇ〜。1泊いくらですか?」と、 聞いてくれて、「チェックアウトして、他に移りましょう。私が探してあげますよ!」と言って、 素早く他のホテルを手配してくれた。

ちなみにNさんは、会社の拠点が香港にあってご家族で香港に住んでいる。 とってもダンディーな社長さんで、英語も広東語もペラッペラ。 後で、チラッとご家族にもお会いしたけど、奥様はモデルさんのような超美人。 「はぁ〜。こんな絵に描いたようなステキな家族っているのねぇ〜。。。」と、 思わずため息が出たのだった。

結局Nさんには、ホテル以外にも美味しいレストランへ連れて行ってもらったりと、 滞在中なにかとお世話になった。(感謝・感謝です。)

PJの打ち合わせは無事に終わり、いざホテルへ。
中心地からはちょっと離れたけど、すごくきれいで広いお部屋。 しかもベッドはキングサイズ。3回転くらい転がれる。 さすが、Nさんセレクションのホテル! 最初のホテルとのあまりのギャップに、思わずデジカメで室内を撮ってしまうほどだった。

さぁ、なんとか宿泊先も落ち着き、いざ「ギフトショー」へ
2日目から3日間かけて展示会を見てまわった。

香港での展示会は世界規模。
様々な国の人が訪れ、そして出店もしている。 開催地なだけに、特に中国企業やメーカーが多かった。

今や中国は世界の工場。製造コストで勝てる国はそう多くない。
先月、日本でギフトショーがあったばかりだったので、ついつい、いろんなところを比べてしまう。 すると、日本の展示会でチェックしていた商品が、メーカー直で仕入れられたりと、ここならではのメリットが多く見つかった。 当然、日本のバイヤーも多く訪れていたので、商材によっては、こっちに来られたら勝ち目がないなぁ・・・と感じるのだった。

私の目当ては、「光るもの!」
ネット販売の新アイテムとして、なにか光る商材を仕入れようと各ブースをまわっていた。 中でも目に付いたのは、携帯電話用のグッズだった。 発着信時に電波をとらえ、LEDが光るという携帯アクセサリ。 電池が要らない小型・薄型タイプでシールで携帯に貼るものと、電池自体にLEDが付いていて光るものにすごく惹かれた。 早速、その場でサンプルを買ったり、買えないものは街中まで買いに行って手に入れたのだった。



香港では、ノキアが多く使われていて、日本の携帯電話とは異なる。
持ち帰ったサンプルをもとに、いろいろと調べてみると、機種や周波数・特許の問題等があって 販売はなかなか難しい。抜け道はないかとアレコレ試行錯誤したけど、結局販売できるところまでは行き着けなかった。 代わりというわけじゃないけど、ピアスやネックレス、ボールペンなどのLEDのアクセサリーの販売を開始したのだった。



  光るものとはまったく関係ないけど、市場で「アメーバボール」という面白いものを見つけた。 水の入ったゴムボールで、投げつけると、アメーバのようにボールが変形してその後ゆっくり元に戻る。 個人的に、めちゃめちゃ気に入って、それも販売アイテムに加えることになった。



一番気になったものを、販売するには至らなかったけど、海外のギフトショーに参加して 仕入や輸入、現地調達の仕方など様々なノウハウが得られた。

出店業者は、日本人目当てに日本語を話せるスタッフを用意しているところもあるので、 英語を話せなくても大丈夫。(もちろん、カタコト話せれば尚GOOD!) 国内のギフトショーだけで商材探しをしている人には、是非おすすめしたい。

2002.10
  
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